腸内環境 悪いと どうなる

腸内環境が悪いとどうなる?腸内環境の悪化によって起こる病気や症状

 

腸内環境が悪くなっても、自分で感じるような症状はなかなか出にくいものです。

 

下痢や便秘をしがちになると「お腹の調子が悪いなー」ぐらいで済ませてしまうかもしれませんが、放っておくと様々な症状を引き起こします。

 

過敏性腸症候群も、下痢や便秘さえ我慢してしまえば対処しなくても良いと思うかもしれませんが、放っておくと様々な不調や病気に繋がります。

 

腸内環境が悪化すると現れる症状

肌トラブル

腸内で増えた悪玉菌は、有害なガスを発生させます。これらのガスはオナラやゲップとして排出されますが、便秘などで留まり続けると腸から吸収され、血液に溶け込みます。

 

有害がガスが溶け込んだ血液は全身をめぐり、皮膚にも届けられます。その結果、肌荒れやニキビ等の皮膚トラブルを引き起こします。

 

悪玉菌が繁殖すると発生する有害ガス

アンモニア・インドール・スカトール・アミン・硫化水素・フェノールなど

 

これらのガスは体にとって有害で、おならのニオイや腹痛の原因にもなります。

 

また、腸内環境が悪化しているということは、ストレスが多かったり、食生活が乱れている証拠です。これらは腸内のガスとは関係なく肌荒れに直結しますので、腸内環境が悪くなるような状態は、もともと肌トラブルを起こしやすいといえます。

 

アトピー

アレルギーによって引き起こされるアトピーも、腸内環境と関わりがあります。

 

普段、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が腸内での異常発酵、腐敗を防いでいます。

 

しかし、食べ過ぎや便秘、ストレスなどによって微生物のバランスが崩れて腸内の悪玉菌が増えすぎると腸内異常発酵、腐敗が進行し有毒物質やガスが発生します。

 

これが腸粘膜を刺激して炎症を起こしたり、表面の抗体を破壊したりします。

 

腸とアトピーの関係について! - 院長のマンスリートーク

 

つまり、動物性たんぱく質食品のとり過ぎ、便秘などによる腸内環境悪化がアトピー性皮膚炎を引き起こす一因になっているわけです。

 

腸とアトピーの関係について! - 院長のマンスリートーク

 

谷口医院の院長先生が運営されているブログの一節を引用させていただきましたが、腸内で発生するガスが原因で、肌荒れと同じように免疫機能にも影響を及ぼします。

 

最近、アトピーを改善するためにヨーグルトが良いと言われるようになったり、腸内環境の改善でアトピーが良くなると言われるようになりましたが、腸内環境が悪化することでアトピーになってしまうこともあるということです。

 

花粉症

アトピーと同じく、アレルギーに対して過剰に反応してしまう花粉症も、腸内環境の悪化に伴い発症する可能性が高まります。

 

腸内環境を整え、過剰に反応してしまう免疫機能を正常にすることで、花粉症も予防できます。ヨーグルトを食べて花粉症予防などは、最近よく聞きますね。

 

体の防御機能低下

善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌には、食中毒などの菌が腸管に入るのを防いでくれています。それだけでなく、体の外に排出する働きも担っています。

 

その善玉菌が減少すれば、体の防御機能は低下し、風邪を引きやすくなったり、インスルエンザや肺炎にもかかりやすくなりますし、食中毒でお腹を壊しやすくなったりもします。

 

過敏性腸症候群で毎日の下痢や便秘、ガスに悩んでいると、過度なストレスで睡眠不足になったり、下痢が怖くて食事を取らなくなったりするケースがありますが、これも体力低下などを引き起こし、防御機能の低下を招きます。

 

体臭・口臭

肌トラブルの項目で、悪玉菌が有害なガスを発生させるといいましたが、その影響は体臭にも及びます。

 

血液に溶け込んだ有害なガスは全身を巡り肌に影響を与えますが、それだけでなく、汗や口臭としても排出されます。

 

悪玉菌によって作られるガスは強いニオイを放ちます。オナラや便が臭いのは腸内環境が悪化している証拠ですが、これと同じニオイの成分が汗や口臭として運ばれると想像すると、ゾッとしますね。

 

自分自身から出ているニオイには気づきにくく、指摘されてから分かるという人も少なくありません。便やオナラのニオイがクサイな?と思ったら、早めに対処するのが吉です。

 

うつなどの精神疾患

過敏性腸症候群と併発しやすい精神疾患で詳しく書いていますが、毎日下痢が続き、電車や学校でお腹のことばかり考えていると、強迫性障害やパニック障害、鬱などを発症することがあります。

 

過敏性腸症候群自体ストレスが原因の大半なので、そこに下痢や便秘のストレスが加わることで、普通の人の何倍も精神疾患にかかりやすくなります。

 

下痢や便秘は自分さえ我慢していれば放っておけば良いと思う人も多いようですが、そういう状態が長く続くと、どれだけ元気だった人でもいつかは限界が来てしまうので、早めに病院で治療を受けたり、心療内科等で相談をしましょう。

 

⇒過敏性腸症候群と併発しやすい精神疾患

 

メタボ・肥満

腸内細菌の種類によっては、肥満を引き起こしたり、メタボの原因になることもあります。

 

マサチューセッツ総合病院の研究で、太っている人の腸内細菌を痩せている人の腸内細菌に移したところ、腸内環境が変化し、10キロ以上も太ったという結果が出ました。

 

また、イギリスの有名な情報誌「ネイチャー」に掲載された論文では、無菌状態で育てたマウスに、肥満マウスの腸内細菌と痩せているマウスの腸内細菌を別々に与えたところ、同じものを食べさせても体重に変化があったとのことです。

 

そのことから、太っている人は太りやすい腸内環境を持っているということが分かりました。それらの腸内環境を変化させることで痩せやすくなったり、メタボも解消できるとのこと。

 

また、便秘は代謝を悪くし、太る原因になりますね。ダイエットのために便秘を解消しようとする女性は多いですが、便秘だけでなく、日頃から腸内環境を整えることで、太りにくくなります。