過敏性腸症候群 食べすぎ 食べない

食べすぎ、全く食べないのは過敏性腸症候群が悪化する原因に

過敏性腸症候群の改善には、腸内環境の改善が欠かせません。食事は胃や腸と直接的な関わりがあるので、できるだけ改善していきたいところです。

 

食べる量を見なおそう

食べ過ぎは消化不良の原因になり、下痢を引き起こします。なので、腹八分目ぐらいにとどめておくことが下痢対策には有効です。また、食べ過ぎは単純に下痢しやすくなるだけでなく、腸内環境を悪化させます。

 

1度に食べる量が多いと消化に時間がかかり、腸に留まる時間が長くなります。そして次第に食べたものが腐敗し、悪玉菌が増加していきます。

 

また、小腸が吸収しきれなかったタンパク質が大腸に運ばれると、それらが悪玉菌の餌になるので、タンパク質のとりすぎ(特に肉類)は腸内環境に良くありません。

 

早食いもNG

早食いも腸内環境の悪化を招きます。よく噛まずに飲み込むと、唾液が十分に分泌されないので消化しにくいですし、細かくなっていないので消化に時間がかかります。食べ過ぎと同じく腐敗の原因になるので、ゆっくりしっかり噛んで食べると良いです。

 

また、あまり噛まないので満腹感が持続しにくく、食べてもすぐにお腹が空いてしまう原因にもなります。1日3食では足りなくなり、間食や甘いものを食べるようになると、腸内環境が悪化します。

 

こまめに食べるのも実はあまりよくありません。常に消化のために胃や腸が動いている状態なので、消化器官に負担がかかります。1日に食べる回数はきっちり決めて、一定のリズムをキープするのが良いでしょう。

 

⇒生活リズムを見なおして過敏性腸症候群を改善する

 

大食いや早食いは想像以上に腸を刺激するので、食べる量と食べ方を改善するだけでも、腹痛の頻度や下痢の回数は改善します。

 

だからといって食べないのはダメ

よく、下痢になるのが怖いからという理由で朝食を抜いたり、昼食を食べずにこまめにお菓子やジュースで済ませる人がいますが、これは逆効果です。

 

テストや会議など、どうしてもトイレに行けない日の対策として、たまに朝食を抜くぐらいなら問題はありませんが、毎日のように下痢のことを気にして食事を抜くと、下痢やガスは増えてしまいます。

 

  • トイレのことを気にしている
  • 栄養不足
  • 生活リズムの乱れ

 

トイレのことを気にしている

「食事をすると下痢になる、それが怖いから食事を抜く」という考えは、常にトイレのことを気にしている状態ですよね。過敏性腸症候群は、トイレのことを考えれば考えるほど症状が出やすく、悪化しやすいんです。

 

毎朝毎朝トイレのことをばかり気にしていると、ノイローゼに近い状態になり、症状が重くなってしまうので、できるだけトイレのことは意識しないようにしましょう。

 

どうしても無理なときは、心療内科などで相談するのも手です。たかがトイレのことでと思うかもしれませんが、最近は過敏性腸症候群で心療内科に行くのは珍しくありません。

 

⇒過敏性腸症候群は心療内科や精神科の治療で治る場合もある

 

 

僕はもともと「お腹が痛くなりやすい体質」を公言していたので、トイレに行けなくて悩むことはあまりありませんでした。

 

学校でもしょっちゅうお腹が痛いと言っていたので友達からも「お腹が痛いキャラ」として定着していましたし、先生にもお腹が痛くなりやすいと伝えてあったので、その点では助かっていました。

 

親や先生、友達など身の回りの人に理解してもらっているというのはとても大きいです。腹痛のことを隠すのではなく、ひとつの個性としてしまうのも良いのかもしれません。

 

(だからといって下痢が治るのかといえばそうではなく、毎日のように腹痛と下痢になっていたのですが・・・。)


 

栄養不足

食べる回数が減ると、栄養も不足しがちになります。特に、1日の栄養補給となる朝食を抜いてしまうと、その後の生活にも支障が出ます。

 

過敏性腸症候群では体重が減少することはありませんが、食べる量が減れば当然体重も減ります。

 

⇒過敏性腸症候群が原因で体重の増減は起こる?

 

摂取するエネルギーが減るので、消化をするためのエネルギーも少なくなります。その結果、消化不良や下痢が増えてしまうのです。また、摂取する水分量が減れば便が硬くなり、便秘の原因にもなります。

 

食べる量が減って痩せてくると自律神経にも影響が出ます。めまいや頭痛、記憶力の低下や不眠、ストレス耐性の減少といった様々な症状が現れ、下痢が治りにくくなります。

 

⇒過敏性腸症候群と自律神経失調症の関係

 

どか食いしやすい

食事を抜いた結果、他の食事の量が増える場合がありますよね。平気な人もいると思いますが、普通ならお腹が空くので食べる量が増えます。

 

こういうケースは空腹感が強くなるのでドカ食いしやすく、消化不良を起こしやすいです。「毎朝食事を抜いているのに下痢が続く」と悩む人がいますが、夜の食べ過ぎが原因になっていることも多いんです。

 

もしくは空腹時間が長すぎるせいで下痢を起こしています。あまり知られていないのですが、食事と食事の間の時間が空きすぎると下痢になる可能性が高くなります。僕の場合、12時間ぐらい食べないでいると、次の食事の後は必ず下痢をしていました。

 

⇒空腹時に下痢になる原因

 

断食した後の食事は、胃がびっくりしてしまうのでおかゆなどから徐々に慣らしていきますよね。

 

過敏性腸症候群はこれと同じような状態が起きやすいです。食べない時間が長いと、胃が激しく動いた時に腸も刺激されて激しく動き、下痢になってしまうのです。

 

食べ過ぎも良くないですが、食べないのも良くないです。食事が怖いという気持ちはよくわかりますが、だからといって食べないのは解決になりません。過敏性腸症候群は治る病気なので、できる範囲からコツコツ改善していきましょう!