神経性頻尿 症状 心因性頻尿

神経性頻尿の症状と克服の仕方、過敏性腸症候群との関係

過敏性腸症候群と同じ「排泄」に関する症状が現れるのが神経性頻尿です。(心因性頻尿とも。)

 

神経性頻尿は、過敏性腸症候群と発症のメカニズムがとてもよく似ていて、不安やストレスで発症し、緊張するとトイレに行きたくなります。

 

普通の人と神経性頻尿の違い

神経性頻尿は、尿意に関する過去の失敗や辛い経験がトラウマ(予期不安)となって発症します。

 

緊張でトイレに行きたくなった、試験中にトイレに行きたかったけど恥ずかしくて手を挙げられなかった、電車の中で漏れそうになるほど我慢した、というような経験が重なると、「またあの時みたいに辛い思いをするかもしれない」と考えるようになり、こまめにトイレに行かないと不安になることがあります。これを予期不安といいます。

 

誰しも緊張したり、不安になったりするとトイレが近くなることはありますが、あくまでも一過性(その時だけ)です。しかし、神経性頻尿になると、日常生活に支障が出るぐらい、トイレのことばかり気になってしまいます。

 

何をするにもトイレの不安がつきまとうので、物事に集中できなかったり、近くにトイレが無いとなるとパニックになってしまうこともあります。

 

また、最初の頃は「不安だからトイレに行っておこう」だったはずが、日に日に不安が強くなると、膀胱が緊張して萎縮し、本当に尿意を感じるようになります。人によっては30分に1回ぐらいの頻度で尿意を感じることもあります。

 

尿路系の病気ではない

神経性頻尿は心から来る頻尿なので、尿路系に異常はみられません。トイレの回数は増えますが、尿の溜まるスピードや量は変わらないので、トイレに行ってもほんの少ししか出ないことが多いです。

 

例えば糖尿病の頻尿の場合、水分の摂取量が異常に増えるため、尿の量も比例して増えます。トイレの回数とともに1回あたりの量も増えるわけです。

 

しかし、神経性頻尿の場合はそのような異常はありませんから、1日のトイレの回数は増えても、1日あたりの尿の量は正常だった頃とあまり変わりません。

 

また、神経性頻尿の場合、自宅にいるときや睡眠中は症状があまり出ません。というのも、本人のネガティブな考えや不安が引き金となって頻尿を引き起こしているため、自宅でリラックスしているときや、睡眠中は症状が出ないのです。

 

しかし、不安やストレスが強すぎて自律神経失調症を併発していると、交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、リラックスするはずの夜間に活動的になってしまい、夜間頻尿がみられるケースもあります。

 

神経性頻尿を治すには

いくら体に異常がなくても、自分ではわからないところで病気が進行してしまうこともありますので、まずは病院で検査を受けましょう。自己診断ですぐに心因性の病気と決めつけてしまうのは危険です。

 

しっかりと検査を受けて異常が無いとわかったら次の段階です。ストレスが原因で自律神経失調症などを起こしている場合は、カウンセリング等で日常的な不安を取り除きつつ、できるだけトイレを我慢する訓練などを行います。

 

最初は5分、10分と徐々に時間を伸ばしていき、「今の自分は○○分は我慢できるぞ」のように体に覚えさせます。

 

また、何かに熱中すればするほど尿意も感じにくくなるので、自分が熱中できる何かを探すのもおすすめです。後述しますが、僕も神経性頻尿に悩まされた時期がありました。その時は自力で克服したのですが、一番効果があったと感じたのが、とにかく集中して何かに打ち込むことでした。

 

 

僕の場合はスポーツと音楽です。時間を忘れて体を動かしたりすることで、徐々に尿意も感じにくくなっていきました。


 

ただ注意したいのが、慢性化した場合です。何度も何度もトイレに行くのが当たり前になっていると、尿が溜まる前に排泄されてしまうので、膀胱が縮小して溜められる尿の量がどんどん減ってしまいます。

 

そうなると膀胱の容量を増やすための訓練なども必要になるため、頻尿を克服するまでの期間が長くなってしまいます。

 

過敏性腸症候群と併発しやすい

すでに過敏性腸症候群の方ならよくわかると思いますが、神経性頻尿と過敏性腸症候群の発症のメカニズムはとてもよく似ています。

 

どちらの病気も不安や緊張によって引き起こされ、「また同じ状況になったらどうしよう」という予期不安でどんどん悪化していきます。

 

 

今ではどちらも完治していますが、最も酷かった時期で1日に20回はトイレに駆け込んでいました。休日の自宅でも症状が変わらなかったので、本当に大変でした。

 

自律神経の失調と頻用、過敏性腸症候群のトリプルコンボは、精神的にも肉体的にもめちゃくちゃきついです・・・。

 

ストレスが重なると様々な病気が後から後からどんどん出てくるので、早め早めに対処して、とにかくストレスがたまらないようにするのが最も効果的な予防策だと思います。