過敏性腸症候群 検査

過敏性腸症候群の検査方法

過敏性腸症候群の検査方法について

 

過敏性腸症候群の可能性は、自己診断である程度判断することができます。しかし、過敏性腸症候群であると確定するには、必ず病院での検査が必要です。

 

過敏性腸症候群の診断基準のひとつに、「腸内に異常が認められない」というものがあります。腸に異常が見られる場合は過敏性腸症候群ではないので、まずは腸内をチェックしてもらう必要があります。

 

自分で勝手に判断してしまうと、実は違う病気だったということもあります。長い間放置しておくと症状が悪化することもあるので、気になる場合はすぐに検査してもらいましょう。

 

検査は何科で受けられる?

何科にいけばいいの?

検査は消化器内科で受けることができます。

 

私は最初に近所の小さな診療所で診てもらったのですが、「内視鏡などの詳しい検査はここではできない」と言われ、大きな病院を紹介されました。

 

二度手間になってしまうと面倒ですので、検査目的の場合は初めから胃腸科のある病院や、詳しい検査ができる病院を受診したほうが良いです。

 

検査の方法

問診や大腸内視鏡検査(大腸カメラ)が一般的ですが、中には問診だけで終わってしまう場合もあります。

 

問診だけの場合、腸内を直接見るわけではないので、検査としては十分ではありません。「明らかに過敏性腸症候群の症状」であっても、内視鏡をするケースがほとんどです。

 

問診

問診だけで過敏性腸症候群を確定することはできませんが、RomeVという診断基準があり、「おそらく過敏性腸症候群だろう」という目安にはなります。

 

  • どのような症状が出るのか
  • どんな時に症状が出るのか
  • 普段の生活習慣はどのようなものか

 

どのような症状が出るのか

過敏性腸症候群の症状は腹痛、下痢、便秘、おなら、ガス溜まり、腸の不快感といった症状が一般的です。

 

また、血が混じったりなどの症状が出ないのも特徴です。もし、血便やタール便(真っ黒な便)が出ている場合は別の病気の可能性が出てきます。

 

⇒過敏性腸症候群で便の色がおかしい時に考えられる原因

 

どんな時に症状が出るのか

精神面と大きな関わりがあるのも特徴的ですので、排便頻度も目安になります。緊張した時に必ずお腹が痛くなったり、毎日決まった時間に下痢になるというような場合は過敏性腸症候群の可能性が高くなります。

 

また、排便によって腹痛や不快感が軽減するかどうかも大きなポイントです。これも過敏性腸症候群によく見られるケースなので、質問されることが多いでしょう。

 

普段の生活習慣はどのようなものか

ストレスが多かったり、不規則な生活を送っている場合は過敏性腸症候群の可能性が強まります。

 

喫煙や飲酒はもちろん、運動不足なども過敏性腸症候群に繋がります。

 

内視鏡検査

最も一般的な検査方法です。腸内を直接見て、他の病気や何かしらの異常が見つからなければ、問診の結果とあわせて過敏性腸症候群と判断されます。

 

内視鏡は大変な検査ですし、痛みが出ることもあります。私たち患者側からするとあまりやりたくない検査ですが、やっておくと安心です。

 

 

僕も初めて検査するときは「変な病気だったらどうしよう」とビビリまくりでした・・・。

 

でも、異常が見つからない人のほうが圧倒的に多いそうなので、あまり深刻になり過ぎないほうが良いと思います。

 

不安になりすぎると下痢や腹痛も悪化してしまいますので!

 


 

大腸内視鏡検査は、検査本番よりも準備段階のほうが大変です。腸の働きを調整するためのお薬を一週間前から飲んだり、食事制限があったりします。当日は下剤を飲み、お尻にゼリーを塗って内視鏡を入れます。

 

大腸内視鏡検査

感想を書こうとするととても長くなってしまうのでここでは割愛しますが、検査自体はさほど辛いものではありませんでした。

 

痛みはなく、異物が入っている感じです。あっさり終わってしまったので拍子抜けでした。(あくまでも個人の感想です・・・。)

 

 

私にとっては食事制限の方が辛かったぐらいです。


 

血液検査

過敏性腸症候群というのは除外診断になるため、これだ!といって診断できません。他の病気の可能性をひとつひとつ潰していき、最終的に過敏性腸症候群と診断されます。

 

内視鏡では器質的疾患を除外します。器質的疾患とは、潰瘍やガンのように、腸そのものに異常がある病気のことです。

 

一方の血液検査では、腸以外の病気によって下痢などが起こっていないかどうかを調べます。

 

そのため、血液検査をしても100%の診断は出来ないのです。血液検査をして悪い病気の可能性を潰しても、腸を見ない限りは確定できません。

 

 

内視鏡検査をせずに血液検査だけをするケースは少ないようです。


 

便潜血検査

タール便のように真っ黒だったり、明らかに血が混じっているような血便の場合は見てすぐに分かりますが、目に見えないぐらいの微量だと分かりません。そこで、便に血液が含まれていないかどうかの検査を行うことがあります。

 

過敏性腸症候群では血便が出ないので、便潜血検査で陽性の場合は潰瘍性大腸炎やクローン病、大腸がんといった深刻な病気の可能性が出てきます。

 

ただし、頻繁な下痢やコロコロとした硬い便によって痔になると、過敏性腸症候群でも血便が陽性になる場合があります。また、女性の場合は経血が混じることもあるため、最終的には内視鏡をしないと明確な判断はできません。

 

 

内視鏡が絶対に必要ってことですね・・・。


 

エコー・レントゲン

エコー検査やレントゲン検査は痛みがなく負担が少ない検査方法ですが、過敏性腸症候群に関しては精度があまり良くありません。

 

エコーで異常がなくても内視鏡でガンが見つかることもあります。

 

ガス型の検査も変わらない

下痢や便秘だけでなく、ガス型の検査も同じように行われます。

 

腫瘍やポリープで腸が圧迫されると、ガスが発生したり、お腹が張るなどの症状が出ることがあるため、下痢型と同じように内視鏡やX線で検査をします。特に異常がなければ、過敏性腸症候群と考えられます。

 

検査の費用

どの程度の検査をするのかにもよりますが、最もスタンダードな大腸内視鏡検査の場合、保険適用で1万円前後になります。

 

他の検査も行ったり、検査食が必要になるケースもあります。その場合は追加で費用がかかってしまうので注意してください。