過敏性腸症候群 下痢なし

下痢じゃないのに過敏性腸症候群?ガス型や便秘型なら下痢が出ないことも

「過敏性腸症候群といえば下痢」という印象が強いですが、下痢をしないタイプの過敏性腸症候群もあります。それが便秘型ガス型です。

 

上記のタイプになると、下痢とは別の症状が強く出ます。

 

便秘型はその名の通り便秘が主な症状で、数日間便が出なかったり、細い便やコロコロとした硬い便が少量出るだけになります。毎日排便できていたとしても、普段よりも量が少なければ便秘と判断することもあります。

 

ガス型は腸にガスが溜まります。おならをしたくないのに出てしまったり、腸が空気でパンパンになり、腹部膨満感などの症状が出ます。ゲップが出やすくなることもあります。

 

過敏性腸症候群の便秘はなぜ起こる?

過敏性腸症候群の便秘は腸の痙攣によって引き起こされると言われています。緊張やストレスなどで腸が激しく痙攣し、便の通り道が細くなることで便秘になります。

 

その証拠に、便秘後の便はコロコロとした小さくて丸い便が出たり、細い便が出ることが多いです。

 

大腸がんやポリープがあっても同じように細い便が出ますが、過敏性腸症候群の場合、小さな便が出た後は普通の便が出ることも多く、便の太さがその日によって大きく変わるのが特徴的です。ガンやポリープ等の場合、腸にできた腫瘍が原因なので、毎日のように細い便が出ます。

 

過敏性腸症候群の場合は、ストレスを解消したりリラックスできると便の太さは元に戻りますが、またストレスが強くなると便のサイズが変わってしまいます。

 

ガス型の原因(ガスが溜まる原因)

ガス型は、下痢型や便秘型と同時に症状が出ることが多いです。下痢型+ガス型、便秘型+ガス型、交換型+ガス型というようにセットになっていることが多いです。

 

ガスが溜まる原因はひとつではなく、人それぞれいくつかの原因が考えられます。

 

  • 腸の動きが活発になりすぎている
  • 腸内環境が悪化している
  • 大量に空気を吸い込んでいる

 

腸の動きが活発になったり、腸内環境が悪化するとガスが発生します。このガスがおならや腹部膨満感の原因になっています。

 

腸内環境が悪化している腸から発生したガスはニオイも強く、とても臭いおならが出ます。ニオイが気になる場合は腸内環境の改善も視野に入れた方が良いでしょう。

 

また、なかなか気づきにくいのが空気の吸い込み過ぎです。緊張すると口呼吸になりやすく、大量の空気を飲み込むように吸い込んでしまいます。これが原因でお腹に空気がたまり、ゲップやおならに繋がります。

 

このように空気を吸い過ぎてしまう症状を呑気症といいます。ストレスが強い人に多く、過敏性腸症候群などの病気と併発することが多いです。

 

下痢が出なくても治療は必要

みなさんの中で、「下痢は便秘よりもひどい状態」「下痢は病気だけど便秘は違う」というようなイメージはありませんか?なんとなく、下痢よりも便秘やガスの方が軽いイメージはありませんか?

 

実はどちらもほとんど変わりません。むしろ、下痢よりも便秘の方が重いです。下痢は腸に便が溜まっていませんが、便秘は腸に便がたまるので、放っておくと重症化します。腸閉塞やポリープ、ガンの原因にもなります。

 

過敏性腸症候群は症状の出方に人それぞれ違いがあるだけで、原因は同じくストレスや腸内環境の悪化(食生活や生活習慣)ですので、下痢の症状が無いからといって軽く考えるのではなく、しっかり治していくようにしましょう。